2023年最新版!有馬記念を徹底分析!!
有馬記念とは?
有馬記念とは中央競馬の一年を締めくくる国内最高峰のレースとして、中山競馬場で行われる芝の2500mのレースです。
出走する競走馬は3歳以上の馬の中から11月半ば~12月初旬に行われるファンの人気投票によって決まり、年末も相まって盛り上がる大変人気のあるレースです。
1着の競走馬に支払われる賞金は5億円!この夢のあるレースに出走する競走馬の陣営は全力で1着を狙います。
今年を代表すると言っても過言ではない出走馬達、第68回となる2023年の有馬記念は一体どんな馬が活躍できるのかを解説します!
過去12年の有馬記念を振り返る
2023年の解説の前に、2010年から2022年の過去12年の有馬記念を振り返ってみましょう。
過去のレースを紐解くことで、今年の勝ち馬が見つけられるかもしれません!
2010年12月26日10R 有馬記念
2010年有馬記念の1着は2番人気のヴィクトワールピサでした。
タイムは2:32.6で、同タイムの馬が他に2頭も居るというハラハラしたレースとなりました。
天候は晴れ、レース序盤はトーセンジョーダンとオウケンブルースリが先行、そのままトーセンジョーダンが最終コーナー目まで抑えるも終盤ヴィクトワールピサに抜かれ、ゴール間際に鋭い伸びでブエナビスタが追ってくるという展開でした。
1番人気だったブエナビスタは惜しくもハナ差で2着。
3着に14番人気のトゥザグローリーが入り、3連単は60,770円となりました。
2011年12月26日10R 有馬記念
2011年有馬記念の1着は1番人気のオルフェーヴルでした。
2010年1着のヴィクトワールピサも出走しましたが、8着でした。
天候は少し曇り、前年1着のヴィクトワールピサが前に出るという期待が高まる序盤、アーネストリーと共に先頭集団を率いていましたが、オルフェーヴルとエイシンフラッシュが差し込んでゴールという展開でした。
2着に7番人気エイシンフラッシュ、3着に9番人気トゥザグローリー、3着に11番人気ルーラーシップと荒れたレースになり、3連単は78,260円となりました。
2012年12月23日10R 有馬記念
2012年有馬記念の1着は1番人気のゴールドシップでした。
天候は晴れ、スタートでルーラーシップがかなり出遅れてしまい、前年も先行したアーネストリーが2012年も先行、1番人気のゴールドシップは最後尾で今年は駄目かと思われましたが、最終コーナー外から捲ってなんと1着でゴールとなりました。
2011年にも出走したルーラーシップとエイシンフラッシュは2012年も掲示板入りする活躍を見せました。
2着に10番人気オーシャンブルーが入り、3連単は24,250円となりました。
2013年12月22日10R 有馬記念
2013年有馬記念の1着は1番人気のオルフェーヴルでした。
2011年にも1着をとったオルフェーブルが1年ぶりに有馬記念に戻ってきて勝利しています。
天候は晴れ、11番人気のルルーシュが先行、有馬記念勝利経験のあるオルフェーブルは後ろの方で機を待ちます。最終コーナーを曲がった所で一気に前に躍り出て、他を寄せ付けない圧倒的な走りでゴールしました。
2012年の1着ゴールドシップは3着となり、3連単は5,240円となりました。
2014年12月28日10R 有馬記念
2014年有馬記念の1着は4番人気のジェンティルドンナでした。
天候は少し曇り、ヴィルシーナが勢いよく先頭に出る、しかしその後ろで力を貯めていたジェンティルドンナに差されてゴールという結果でした。
2012年、2013年にも出走したゴールドシップは3着に入っており、如何に強いのかを見せつけるレースとなりました。
9番人気トゥザワールドが入り、人気の馬が3着以内に入らずレースは大荒れ、3連単は109,590円となりました。
2015年12月27日10R 有馬記念
2015年有馬記念の1着は8番人気のゴールドアクターでした。
4年連続出走となったゴールドシップは8着となり、引退レースとなりました。
天候は少し曇り、各馬が勢いよくスタートし4頭が先頭を争う展開、先頭に躍り出たゴールドアクターは内枠を陣取り力を貯め、最終コーナーからなんとか差してゴールしました。
5番人気のサウンズオブアース、4番人気のキタサンブラックが3着以内に入りレースは大荒れ、3連単は125,870円となりました。
2016年12月25日10R 有馬記念
2016年有馬記念の1着は1番人気のサトノダイヤモンドでした。
天候は晴れ、マルターズアポジーが大きく逃げのポジションを取り始める展開、が体力持たず、先頭集団で狙っていたサトノダイヤモンドがゴール手前でギリギリ差し切って勝利しました。
2015年にも出走したキタサンブラックは2016年は2着となり、力を着実につけてきています。
レースは人気上位で決まり硬いレースとなり、3連単は3,940円となりました。
2017年12月24日11R 有馬記念
2017年有馬記念の1着は1番人気のキタサンブラックでした。
天候は晴れ、序盤はキタサンブラックが先頭に陣取ります。それに必死に食らいつくシャケトラ、最終コーナーからレースは動き出し各馬がキタサンブラックを追いますが、なんとかキタサンブラックが逃げ切ってゴールしました。
3年連続出走となったキタサンブラックは悲願の1着となりました。
8番人気クイーンズリングが2着に入り、3連単は25,040円となりました。
2018年12月23日11R 有馬記念
2018年有馬記念の1着は3番人気のブラストワンピースでした。
天候は曇り、障害を主に走るオジュウチョウサンがなんと先頭集団に踊り出ます。キセキと共に先頭を守りますが、ブラストワンピースと3頭が差し切る結果になりました。
2016年にも出走したサトノダイヤモンドが1年ぶりに出走しましたが、6着という結果になり引退レースとなりました。
3着に9番人気シュヴァルグランが2017年同様に入り、3連単は25,340円となりました。
2019年12月22日11R 有馬記念
2019年有馬記念の1着は2番人気のリスグラシューでした。
天候は曇り、序盤は外枠のアエロリットが強引に先頭を位置取ります。そこから他をグイグイ離して独走状態になるも最終コーナー目でバテた所を各馬狙ったように差しに掛かり、リスグラシューが外から伸びてゴールしました。
タイムは2:30.5とかなり早いレースになりました。
1番人気のアーモンドアイは9着となりレースは荒れ、3連単は57,860円となりました。
2020年12月27日11R 有馬記念
2020年有馬記念の1着は1番人気のクロノジェネシスでした。
2020年はタイムが2:35.0と遅い展開のレースになりました。
天候は少し曇り、1番人気のクロノジェネシスは序盤は力を貯めるために後ろの方に。バビットが先頭に位置取るも各馬牽制しあう展開。最終コーナー差し掛かったところで動きだし伸びてきたサラキアを抑えてクロノジェネシスが勝利を掴みました。
11番人気のサラキアが2着に入り、3連単は50,150円となりました。
2021年12月26日11R 有馬記念
2021年有馬記念の1着は1番人気のエフフォーリアでした。
天候は晴れ、序盤は内枠のパンサラッサと外枠のタイトルホルダーが先頭に躍り出て枠の不利を感じさせない展開。最終コーナー過ぎてディープボンドとの争いを制したエフフォーリアが1着となりました。
期待のエースが、その期待に答えて有馬記念を2:32.0という記録で制しました。
5番人気のディープボンドが2着となり固く決着、3連単は7,180円となりました。
2022年12月25日11R 有馬記念
2022年有馬記念の1着は1番人気のイクイノックスでした。
天候は晴れ、2番人気のタイトルホルダーが先頭に出る流れで始まります。最終コーナーまでタイトルホルダーが先頭を守り切っていましたが、イクイノックスが最後大きく伸びて1着となりました。
タイムは2:32.4で、各馬読み合いの展開となりました。
タイトルホルダーが掲示板外となり、3連単は9,740円となりました。
有馬記念で勝つ馬の特徴
過去12年のレースを見ると人気投票で選ばれたレースで1番人気でも必ず勝つレースではないことがわかります。
ということは人気やオッズを鵜呑みにせず、自分自身で本当に強い馬を見極める必要があります。
では有馬記念で勝つ馬の特徴を探してみましょう。
有馬記念で勝てる馬齢
3歳馬の確率が高いようです。
競走馬は体力やスピードがピークに達する年齢にもよりますが、一般に3歳から4歳にかけてが最も競争力が高まる時期とされています。この表が示す通り、3歳馬が勝利の約36%を、4歳馬が約20%を占めていることは、この競馬の一般原則を裏付けています。
また3歳馬は比較的新鮮な状態でレースに臨みますが、4歳馬はさらに1年のレース経験が加わることで、戦略的な走りや競争の知恵が増しています。しかし、経験が増すにつれて身体的なピークは過ぎ去る可能性があるため、3歳と4歳の間が最適なバランスである言えるでしょう。
イクイノックスやゴールドシップなどが3歳馬で有馬記念1着を記録しています。
キタサンブラックのようにじわじわ力をつけていくパターンもありますが、基本的には若い馬のほうが有利です。
有馬記念で勝てる性別
牝馬の方が出走頭数が少ないものの確率が高いようです。
競馬ファンや専門家の間では牝馬に対する期待値が牡馬に比べて低くなりがちです。この評価がプレッシャーの少ない環境を作り、牝馬が力を発揮しやすい状況を作るかもしれません。
リスグラシューやジェンティルドンナなどが牝馬で有馬記念1着を記録しています。
クロノジェネシスは2020年に牝馬で1着を獲っており、翌年も3着という成績を残しています。
有馬記念で勝てる東西所属
東西所属でトレーニング施設や環境が異なります。栗東トレーニングセンター(西)と美浦トレーニングセンター(東)は地形や気候が異なるため、競走馬のコンディショニングやトレーニング方法に地域差が生じます。
有馬記念は中山競馬場で行われ、これは関東所属の競走馬にとってはホームグラウンドに近いです。競走馬は慣れ親しんだ環境でよりリラックスしてパフォーマンスを発揮するので、この地の利が関東所属の競走馬の成績に良い影響を与えています。
馬は長距離の移動によるストレスを受けやすい動物です。関西所属の馬にとって中山競馬場までの移動は、関東所属の馬に比べてストレスが大きくなります。この移動によるストレスがレース当日のパフォーマンスに悪影響を及ぼしています。
関西所属の競走馬が1着になる回数が少ないものの、3着以内に入る割合が高いことから、賞金を重視した戦略を取っているとも考えられます。
サトノダイヤモンドやキタサンブラックなどが関西所属として有馬記念1着を記録しています。
関東所属ではイクイノックスとゴールドアクターが有馬記念1着を獲っています。
有馬記念でダート経験は勝てない
有馬記念は芝のコースで行われるため、芝での実績が高い競走馬が有利になります。
ダートでの競争は芝とは異なるスキルセットを必要とします。有馬記念に出走する競走馬は、主に芝での成績に基づいてファンが投票するため、芝での実績のある馬が選ばれやすいという選抜メカニズムがあります。
ダート経験がある競走馬を馬券に絡めるのは止めましょう。
有馬記念で勝てる枠番
内枠が混戦を避けてスムーズなスタートを切ることができる一方で、外枠は他馬に挟まれずに自由なレースを展開できます。
単勝を狙うなら1枠、複勝を狙うなら5枠~7枠を狙うと良さそうです。
ヴィクトワールピサとキタサンブラックが1枠で有馬記念1着を記録しています。
8枠の競走馬は活躍出来ないので、馬券に絡めるのは止めたほうが良いでしょう。
有馬記念で勝てる平均距離
2400mはクラシック距離として知られており馬のスタミナとスピードのバランスが試されます。2000mも中距離レースとしてこのバランスが重要です。有馬記念は2500mという距離で行われるため、これらの距離での経験がある競走馬は有馬記念で良い成績を収めるために必要なバランスを持っていることが重要です。
2400mや2000mのレースは、一流の競走馬が多く参加することが多いです。つまり、これらの距離で良い成績を収めている馬は高い競走能力を持っていることが多く、それが有馬記念での成績に反映されている可能性があります。
過去に平均1900mのリスグラシューが、平均2400mのゴールドアクターが有馬記念で1着を記録しています。
有馬記念で勝てる脚質
有馬記念は出走頭数が多いため、後方からの競走では他の馬に阻まれて思うように追い込めないことがあります。先行する馬はこのようなトラブルを避けやすいです。
また先行する馬はレースのペースをコントロールしやすく、理想的な位置で競走を進めることができます。これにより、余分なエネルギーを消費せずに最後の直線でスピードを保つことが可能です。
オルフェーヴルやクロノジェネシスが先行馬として有馬記念で1着を記録しています。
唯一逃げ切って1着を獲ったのはキタサンブラックでしたが、1枠だったということもあってレアケースです。
基本的には4コーナー目まで力を貯めて差し切ることのできる馬が勝ちやすいでしょう。
有馬記念はG1で活躍しない馬は勝てない
G1レースで活躍経験があるということは、その競走馬が優れているということです。これは有馬記念での勝利に直結します。
優秀な競走馬は、その年の競馬シーズンを通じて戦略的な計画のもとにレースに参加しています。これは、有馬記念のような年末の大一番に向けての準備がしっかりと行われていることを意味します。
また、一流の騎手に騎乗される機会が多く、騎手との連携が深まっています。これにより、レース中の判断がより精確になり、有馬記念での成績にも良い影響を与えています。
キタサンブラックは5回もG1で3着以内に入り、クロノジェネシスも3回3着以内に入って有馬記念で1着を記録しています。
G1で活躍しない馬は有馬記念では勝てません。
有馬記念に強い騎手
有名騎手が勢ぞろいですが、その中で
C.ルメール 騎手
武 豊 騎手
岩田 康誠 騎手
が有馬記念の騎乗回数が最も多いです。
騎乗回数に続いて、C.ルメール 騎手が最も3着以内に入った回数が多いです。
圧倒的な打率なので今年も期待できるでしょう。
1着の回数が多いのは池添 謙一 騎手となります。
C.ルメール 騎手が2022年にイクイノックスに騎乗して1着だったので、2位に浮上しています。
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過去の有馬記念のデータを振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか?
傾向が掴めたと思いますが、いざ馬券を考えるとなると難しい…
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