万馬券を目指す!3連複の最強戦略を徹底解説!!
3連複とは?
3連複とは2002年より発売が始まった、馬券の一種です。
正式名称は「馬番号三連勝複式勝馬投票法」でややこしいのですが
簡単に説明すると「1着、2着、3着に入る3頭の馬を着順問わずに当てると的中」となります。
似た馬券の種類で
「1着、2着、3着に入る “2頭” の馬を着順問わずに当てると的中」とする「ワイド」や
「1着、2着、3着に入る3頭の馬を “着順通り” に当てると的中」とする「3連単」があります。
3連複はワイドよりもオッズは高いが当てにくく、3連単よりもオッズは低いが当てやすいという性質があります。
ちなみに控除率は25%となっているため、残りの75%が還元率になります。
3連複の的中確率を知る
では実際の3連複が的中する確率を計算してみましょう。
2020年の有馬記念では16頭の競走馬が出走しました。このレースで考えると計算式は以下のようになります
(3/16)*(2/15)*(1/14) = 0.178571428%
3連複が的中する確率は1%にも満たないことが多く、万馬券への道のりはかなり長い気がしてしまいますが
これはただランダムに馬券を買った場合なので、実際の的中率とはかけ離れているので安心してください!
ランダムに馬券を買う人なんて絶対に居ないでしょうから、では人気通りに買った場合の的中率はどうなるでしょうか?
例えば2020年の有馬記念の
1番人気の9番《クロノジェネシス》
2番人気の13番《フィエールマン》
3番人気の10番《カレンブーケドール》
で3連複「9-10-13」を買うように
人気通りに3連複の馬券を買うとおおよそ7%前後の的中率になります。
7%を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、的中率を重視する場合は良い指標になることでしょう。
3連複の払戻金を知る
3連複が的中する確率はわかりましたが、じゃぁ一体どのくらいの払戻金が出るのか気になりますよね。
極端な話、的中率が1%だったとしても払戻金が5億円だったら良いですし、的中率が80%だったとしても払戻金が110円だったら意味がない訳ですから。
2020年の有馬記念では
1番人気の9番《クロノジェネシス》が1着
11番人気の14番《サラキア》が2着
2番人気の13番《フィエールマン》が3着
で「9-13-14」が3連複が的中となり、払戻金額は7,370円でした。
予想外の11番人気が3連複に絡んだとしても万馬券とはならず、3連複の難しさがわかるレースとなりました。
払戻金の最低額はおおよそ200円台、人気ガチガチに決まると悲しくなりますね。
払戻金の平均額は12頭レースから万馬券となります。万馬券を狙うなら12頭レースですね。
払戻金の最高額はなんと550万円が出ています、夢がありますね!
当たり前ですが100%を超えることは出来ません。もし超えてしまったら3連複だけ無限に買ってれば大儲け出来ます。
おおよそ55%くらいになっていますね、馬券で回収率を重視する場合は良い指標になることでしょう。
払戻金の平均額と最高額がガクッと下がってしまいました…。
なんと万馬券は出ることはほぼ無くなるようです。
平均的には還元率の75%に近い回収率になりますが、7頭レースではなんと100%を超えています!
ですが基本的には「人気通りには買わない」のが鉄則になりそうですね。
「3連複全通り買い」するとどうなるの?
一度は考える「3連複全通り買い」この馬券戦略は最強なのでしょうか?
全通り買うとなると16頭レースで560点にもなります!払戻金の平均額と最高額で回収率を計算してみましょう。
当然ですが全通り買いすると損します。
しかし運が良ければ儲かるレースも存在します!これはロマンありますね!!
めちゃくちゃ荒れそうなレースは全通り買いはアリなのかもしれませんが、2010年から2020年の10年間で37918回のレースのうち4506回しか回収率が100%を超えるレースはありませんし
100%を超える回収率のレースの平均払戻金額は132649円で、そうでないレースの平均払戻金額は8565円となっているので、よく考えて全通り買いをしましょう。
負けにくい戦略「3連複ボックス買い」
「3連複ボックス買い」は馬を数頭決めて、その馬で全通り買いをする方法です。
この3連複ボックス買い戦略で購入する馬券は合計10点となります。
人気順で上から5頭をボックス買いすることで、レースが荒れなければ的中するという考えです。
この3連複ボックス買いのメリットは「外れにくい」ことです。
点数は10点になるので、幅広くカバーした戦略になります。
人気通りに決まっても良いし、最低1番人気か2番人気か3番人気が3着以内に来て4番人気と5番人気が3着以内に来てくれても的中となります。
また深く考える必要が無く、強そうな馬を選んで買うだけなので初心者や時間が無い時に向いているとも言えます。
逆に3連複ボックス買いのデメリットは「点数が多い」ことです。
10点も購入することになるので、的中したとしても払戻金が1000円以下だとトリガミとなって損してしまいます。
4番人気と5番人気を視野に入れながら人気通りに決まったとしても損失が大きくない戦略と考えることも出来ます。
3連複ボックス買いはランダムで買うよりも的中率は約20倍も高くなります。
万馬券も狙えるので、初心者には本当におすすめですね。
しかし人気通りの3連複ボックス買いでは回収率が100%を超えることはありません。
馬が決まってるなら「3連複流し買い」
「3連複流し買い」は軸となる馬を1頭決めて、他の紐となる馬のパターンを全通り買いする方法です。
この3連複流し買い戦略で購入する馬券は合計6点となります。
「3連複ボックス買い」よりも点数が4点少ないので、ボックス買いより安く済むことになります。
この「3連複流し買い」のメリットは「点数を絞れる」ことです。
軸が決まっているため、ボックス買いよりかは点数が少なくなります。
また自分なりに強いと思った馬が軸で「この馬が来なかったら諦めがつく」といった感じになるのであれば納得感の高い馬券戦略と言えます。
逆に「3連複流し買い」のデメリットは「軸が来なかったら当たらない」ことです。
どんなに紐の馬を広めにとったとしても、軸の馬が3着以内に来ない場合はハズレになります。
なので軸の馬を考えられる中級者向けの戦略と考える事ができます。
3連複流し買いは3連複ボックス買いよりも万馬券は当たりにくくなりますが、的中率と回収率が共に高くなります。
万馬券という夢を諦め、回収率に向き合うようになった中級者向けの馬券戦略ですね。
当然ながらこの3連複流し買いも人気通りの場合は回収率が100%を超えることはありません。
コスパ最強「3連複フォーメーション買い」
「3連複フォーメーション買い」は馬を3つのグループに分けてグループのパターンを全通り買いする方法です。
この3連複フォーメーション買い戦略で購入する馬券は合計10点となります。
「3連複ボックス買い」と同じ点数でありながら、8番人気まで馬券に絡める事ができています。
この「3連複フォーメーション買い」のメリットは「カバー力が高く」かつ「コスパが高い」ことです。
8番人気までカバー出来ていながらもボックス買いと同じ点数ということは
8頭3連複ボックス買いをするよりもはるかにコスパが高いと言い換えることが出来ます。
少ない点数で穴馬を馬券に絡めることができ、高額な払戻金を狙えるのもポイントです!
逆に「3連複フォーメーション買い」のデメリットは「難易度が高い」ことです。
特にAグループとBグループを決めるのが難しく、それらのグループの馬の選定を間違うと馬券が当たらなくなってしまいます。
なので1着、2着、3着の馬をちゃんとイメージができる上級者向けの戦略と考えることが出来ます。
3連複フォーメーション買いは穴馬を馬券に絡められてるため払戻金が高くなる傾向にあります。
回収率もそれに伴って高くなりますが、代わりに的中率が下がってしまいます。
この3連複フォーメーション買いでも人気通りの場合は回収率が100%を超えることはありませんが
的中率を下げてまで回収率に固執する人気通りではないフォーメーションを組める上級者向けの戦略ですね。
3連複フォーメーション買いの組み方
「3連複フォーメーション買い」は上級者向けの馬券戦略ですが、今回はわかりやすく組み方を解説しようと思います。
絶対に3着以内に入る馬をAグループにする。
Aグループの馬はフォーメーション買いの要です。
このAグループの馬が3着以内に来なければ戦略は崩れ、的中できなくなります。
おすすめは人気通りの堅い馬です。1番人気だし自分も一番強いと思う馬を選びましょう。
Aグループは1頭でなければならないわけではありませんが、多くても2頭にしたほうが点数的に良いです。
どれかは3着以内に入るだろうという馬をBグループにする。
Bグループの馬は一番強いわけではないが、まぁ3着以内に来るだろうという馬を選びましょう。
おすすめは2番人気、3番人気、4番人気など、穴馬ではない馬です。
もしBグループの中で複数の馬が3着以内に来そうな場合はCグループにも馬を含めることで対応できます。
Bグループの馬は3頭から5頭にすると良いです。
3着以内に入ってほしい馬をCグループにする。
Cグループの馬は馬券に絡めて高額の払戻金を狙いたい馬を選びましょう。
おすすめは穴馬ですが、少なくとも3着に来る可能性が少しでもある馬にしましょう。
絶対来ない馬以外を選ぶというのも一つの手です。
Cグループの馬は何頭でも選んで良いですが、後述するトリガミには気をつけましょう。
トリガミに気をつける
トリガミとは、馬券が的中したけど購入した点数よりも払戻金が少ない場合のこと指します。
例えば馬券を10点買って、払戻金が500円だと、総合的に見て的中したのに500円損してますよね。
フォーメーションはトリガミになりにくいとはいえ、トリガミにならないわけではありません。
この場合最高で71.5倍で回収率が715%、最低で12.4倍で回収率が124%となります。
どの馬券が当たっても100%以上になってるためトリガミは無いフォーメーション買いになります。
しかし馬券の点数を増やしたり、オッズが低い馬券が混ざることでトリガミの可能性が出てきてしまいます。
この場合考えられる対処が2つあります。
1)トリガミは損だから馬券の点数を削ったり、オッズが低い馬券が混ざらないようにフォーメーションを組み直す。
1の考えは「トリガミは損」と考える方法です。どうせ当たっても損なら点数を削って、回収率を上げる選択です。
2)トリガミは損だけど、保険のような考えでリスクを多少下げて高額の払戻金を狙いに行く。
2の考えは「トリガミは保険」と考える方法です。トリガミは損ですが、完全に外れるよりかは損失が少なくなります。なので回収率は下がりますが損失を大きくしない選択です。
1と2の考えでどっちが良いか悪いかというのはありません。
それぞれ自分の競馬スタイルやレースに合わせて決めると良いでしょう。
さらに回収率を高める裏ワザ
3連複には回収率を高める裏ワザが存在します。
その裏ワザをご紹介する前に「3連単」は知っていますか?
3連単とは3連複とちがって順位まで当てる必要がある馬券です。
最も難しい馬券ですが高額な払戻金が多いためロマンのある馬券です。
3連単は3連複に変換することできるんです!
2020年の有馬記念で
1番人気の9番《クロノジェネシス》
2番人気の13番《フィエールマン》
5番人気の5番《ワールドプレミア》
の3連複を買う場合は「5-9-13」で的中すれば19.2倍の払戻金になります。
実はこれは3連複と同じ状態になるのです!
1点の3連複馬券は6点の3連単ボックス買い馬券と同等の確率で的中します。
ということはボックス買いした3連単馬券のオッズ平均を6で割った時、3連複よりも大きければ3連単ボックス買いをしたほうが得できる可能性があると考えることが出来ます。
19.2倍 < 20.49倍
ただしこの裏ワザはオッズを常に追っていかなければなりませんし、1点の3連複馬券と6点の3連単ボックス買い馬券の的中率は同じですが
6点の3連単ボックス買い馬券は等しく同じ確率で的中するとは限りません。
資金に余裕があってどうしても万馬券を狙いたい時など、高額払戻金を期待したい場合はこの裏ワザは有効ですので、ぜひやってみて下さい!
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