これだけ見ればわかる!紫苑ステークス
9月6日(日)中山・芝2000m。紫苑ステークスです。
出てくるのは、3歳の牝馬だけ。
このレースで3着までに入ると、秋のGIに優先して出られます。
10月の秋華賞。3歳牝馬の日本一を決めるレースです。
つまりこれは、本番への切符争い。
【1】このレースは、どんなレース?
秋華賞の前哨戦として、2000年に作られたレースです。
はじめはオープン特別でしたが、内容が濃くなったことで2度も格上げされ、いまはGIIになっています。
前哨戦なのに、レースが本気。それがこのレースの性格です。
そして、荒れます。
過去3年の勝ち馬の人気は、7番人気、5番人気、4番人気。
3年続けて、1番人気が負けています。
注目の8頭
出走は11頭。JRAが注目馬に挙げたのが、この8頭です。
(ルメール)6戦 母は名牝ノームコア。前走のオークスで2着と好走しました。
(北村友一)4戦 12番人気の桜花賞で3着。11番人気のクイーンCでも2着でした。
(津村明秀)7戦 オークスは10番人気で4着。唯一の2000m戦フローラSで3着。
(団野大成)8戦 2勝はどちらも2000メートル。前走は年長馬を相手に勝ちました。
(石橋脩)2戦 中山の新馬戦とミモザ賞を2連勝。その後は骨折で休んでいました。
(ミシェル)8戦 2000メートルは5戦して全部3着以内。5つの競馬場で安定して走っています。
(岩田康誠)7戦 前走は逃げ切って勝ちました。馬体重438キロと小柄な馬です。
(大野拓弥)2戦 前走のクイーンCで4着。脚元の不安で休養していました。
【2】コースは「坂を2回上る」
中山の芝2000mは、1周まわって戻ってくるコースです。
そして坂を2回上ります。
まずスタート直後。
ゲートを出てすぐ坂があるので、上りながら位置取りを争います。
ここでいきなり力を使います。
1コーナーから向正面までは下り。
勝負が動くのは3コーナーからです。
小回りなので馬群がふくらみやすく、外を回った馬は損をします。
最後の直線は310メートルと短め。
その途中に、また坂。高低差2.2メートルの急坂です。
器用さと、パワー。
どちらか一方では足りません。
【3】買う馬の選び方
①前走で負けている馬
いちばん意外なデータです。
過去10年、3着以内に入った30頭のうち23頭が前走で負けていました。
前走の着順ごとの成績です。
前走を勝った馬が、いちばん低い。
負けた直後の馬のほうが走っています。
理由は考えられます。
このレースに出てくる3歳牝馬は、春に大きなレースを使っています。
そこで強い相手に負けた馬と、格下のレースを勝ってきた馬。
夏を越えて力をつけたのは、前者だということです。
「前走1着」に飛びつかない。これだけで見え方が変わります。
今年、前走で負けていたのは7頭。前走を勝っていたのは4頭でした。
②前走が重賞だったか
①と同じ話につながります。
3倍以上の差です。
負けていてもいいので、強い相手と戦ってきたかを見ます。
今年の該当馬は4頭。
ジッピーチューン(桜花賞)、ドリームコア(オークス)、ファムクラジューズ(フローラS)、マスターソアラ(クイーンC)です。
③キャリア4戦か5戦か
これまでに何回走ったかです。
3着以内30頭のうち16頭が、4戦か5戦の馬でした。
少なすぎても、多すぎてもいけません。
今年の該当馬は3頭。ジッピーチューン、ジワタネホ、ファムクラジューズです。
④5番人気以内か
3着以内30頭のうち22頭が5番人気以内。
ただし勝ち馬は3年続けて4番人気以下。
軸は5番人気以内から。でも1番人気を信じすぎない。
【4】3つとも当てはまる2頭
- 1前走で負けている
- 2前走が重賞だった
- 3キャリア4戦か5戦
この3つをすべて満たすのは、ジッピーチューンとファムクラジューズの2頭でした。
ジッピーチューンは、JRAも注目馬に挙げています。
ファムクラジューズは注目馬に入っていませんが、データ上は残ります。
【5】見るのは、この4つ
- 1前走で負けているか
- 2前走が重賞だったか
- 3キャリア4戦か5戦か
- 45番人気以内か
ふつうと逆のことを言っています。
でも過去10年、そうなっています。
【6】それでも迷ったら
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